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緩和ケア通信2018年4月号 **デグニティーセラピーの取り組み***

暖かな春の季節がやってきました。

緩和ケア病棟の屋上の花壇にも、春の花が咲いて私達の目を楽しませてくれています。

日によっては、午後にボランティアさんの喫茶もあります。

お花を見ながら、お茶を楽しみましょう♪

 



 

**デグニティーセラピー(尊厳療法)の取り組み***

 

Aさんは、緩和ケア病棟へ入院されてから、これまでのご自身の人生の出来事や思いについて涙を流されながら語られる機会を、看護師とともに幾度ももたれていました。

 

「鉄の鎧はもうボロボロ。もう、すべて置いていくの。」と、覚悟を決めておられました。

 

Aさんは、語ることでご自身の感情と向き合っていかれました。

不安や悲しみ、恐れや怒り、そして、自分はとても幸せだという、心の奥からわき上がるような喜び。

 

「私はもう頑張れない。今の私を知ってほしい。」

 

そんな思いとともに、娘さんがどう受け止められるのかをとても気にされていました。

また、娘さんもお別れが近づく母に対して何ができるのか。

母がどんな気持ちでいるのか知りたいと感じていました。

 

そんな中、担当看護師と共に、取り組んだのがデグニティーセラピーでした。

 

便箋3枚にも渡るAさんの思いは、Aさんが語られたままを看護師が手紙にしました。

 

その手紙には、娘さんや息子さんがどれほど大切で愛おしい存在であったか。

最期は穏やかに過ごしたいという願いで緩和ケアを選び、ここに来られてよかったという思いが語られました。

 

そして、その手紙はお別れが近づく中、娘さんたちに託されました。

 

Aさんは必死に抱えていた、苦しみも悲しみも怒りもはき出しながら手放していき、最期には大きな愛を残していかれました。

その愛を受け止めた娘さんは「お母さんの気持ちを知って見送ることができてよかった。」と話され、

とても穏やかで優しい表情をされていました。

 

看護師としての存在価値は、患者さまのお役に立てていると感じられる時です。

Aさんの大切な時期を支えながら、また私たちもAさんという存在に支えられていました。

Aさんのご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

       

 

posted by: kanwa-minami | - | 13:37 | - | - |
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